So-net無料ブログ作成

2016.10.20 赤羊の群れに感動! 鈴鹿セブンマウンテン 竜ヶ岳登山 [山歩き]

たまたまいつもご一緒する岐阜山のメンバーのかたと、休みがかち合い、どこかお山に登りに行こうということになり、色々と案を考えたのですが、先日知り合いが登った竜ヶ岳の写真を見て以来、頭の中が竜ヶ岳の稜線が頭から離れない状態だったので、その欲求を満たすべく、鈴鹿のお山、竜ヶ岳へ登ってまいりました。

DSC_0190.JPG



-----------------------------------------


竜ヶ岳(りゅうがたけ)は、三重県いなべ市と滋賀県東近江市の境にある標高1,099 mの山で、鈴鹿山脈中部に位置し、鈴鹿セブンマウンテンに選定されています。
ホタガ谷付近を境にして北側が石灰岩、南側が花崗岩の山で、山容は女性的な穏やかな櫛形状になっています。
郷土資料によると、「昔この地の豪族が竜神を祀って雨乞祭をした故事によって竜ヶ岳と名付く」という雨を呼ぶ竜神にちなんだとされ、古くは雨乞いの山として登拝され、南側の山腹にはこれにちなんだ「白龍神社」が建っているとのこと。
この山の登山ルートは、「表道」、「中道」、「裏道」(現在通行禁止)、そしてこの山の登山ルートの王道でもある「金山尾根」、「遠足尾根」と多彩なルートがあり、何度も登ることが出来そうです。
また、石榑峠から登る表道登山道には、「重ね岩」と呼ばれる花崗岩の巨石があり、御在所の「おばれ岩」「地蔵岩」と共に鈴鹿の山々の名物にもなっています。

今回使うルートは、中道⇒遠足尾根のルート。 話によると、この中道が沢沿いを歩くいいコースなのだそう。 そしてバラエティに富んだアトラクション豊かなルートとも(笑)。 なんだろうバラエティに富んだって・・・(謎)。
早速向かってみましょう。

午前9時、いなべ市の宇賀渓キャンプ場の駐車場に到着。早速登山届を出し、準備をします。

DSC_0107.JPG


観光案内所では登山道の地図も配布されており、非常にありがたい。 地図にはルートは勿論のこと、危険区域や注意する個所も詳しく表記されているので、持参して登ることをお勧めします。

20161021_195048.jpg


一枚もらって出発いたしましょう。 スタート地点の宇賀渓キャンプ場から暫くは林道歩きとなります。 沢沿いの北河内林道をまったりと歩きます。 左手には小さな滝も見ることができ、いい雰囲気です。

DSC_0109.JPG


暫く歩くと "遠足尾根ルート" の登山口。 今日は最終ここへ降りてくるのですね。

DSC_0110.JPG


しかし、静かでいいところですね。立ち並ぶ木々も植林ではありますが、雰囲気がいいです。

DSC_0112.JPG


遠足尾根登山口を過ぎ、暫く歩くと、"ホタガ谷入口"。裏道登山道への分岐です。 現在はこの裏道は立ち入り禁止になっている為、通行は出来ません。 この分岐からいよいよ登山道になります。
ホタガ谷分岐をそのまま真っ直ぐ進んで、沢方面に降りていきます。

DSC_0114.JPG


丸太の橋、白滝丸太橋を渡り、次の魚止橋を渡ると本格的な山道に。

DSC_0116.JPG


橋を渡るといきなりの急登。 ゴツゴツとした岩の急な斜面を登っていきます。 登りきると、王道である "金山尾根" への分岐に当たります。

DSC_0118.JPG

DSC_0119.JPG


その分岐を左方向へ、砂山・長尾滝方面に進みます。 この辺り、崩落などにより、多少危険な個所があるので、気を付けて進んでください。 暫く歩くと、 "五階滝" が見えてきます。 そうなんです。この中道ルートは沢沿いを歩き、幾つもの滝を堪能しながら登ることができるルートなのです。これはいい!

DSC_0120.JPG


暫く滝から清流の流れ落ちる様を眺めます。 気持ちいいですねぇ。 癒されます。

DSC_0122.JPG


その滝の下の沢を慎重に渡渉。 前回の小秀山登山の時、沢を渡ったときに一度足を滑らせ、水の中に足を突っ込んでしまったので、特に今回は慎重に渡ります(笑)。

DSC_0125.JPG


渡り終えると、そこから暫くは整備された登山道。 楽しい山歩きについ笑みがこぼれますね。

DSC_0128.JPG


再び分岐に差し掛かります。 左へ向かうと長尾滝。 右へ折れると中道ルートです。 長尾滝を観たい気持ちはありますが、遅くなるといけないので、今回はそのまま中道方面へ。

DSC_0129.JPG


中道ルートに入りました。 ここから暫くは沢沿いを歩いていきます。 沢の流れによって運ばれてきた岩や石がゴロゴロとしていますが、比較的平坦で気持ちのいいルートです。 「このまま山頂へ行かず、ここでキャンプも良いね」なんて話しながら。

DSC_0130.JPG

DSC_0132.JPG


沢を遡る形でグングン歩いていくと、目の前に砂防堰堤が! え?これ越えていくの? もしやバラエティに富んだっていうのはこのことか?
堰堤の脇には鉄梯子が埋め込まれています。 ここを登っていくのだそう…。 順番に慎重に登っていきます。

DSC_0134.JPG


堰堤を越えるとなだらかな川原が拡がっています。 ここもまったりとしたいい川原です。

DSC_0136.JPG


更にまた堰堤が。
そうなんです。この中道ルート、幾つもの堰堤を越えていかなければいけないルートなのです。 今目の前に立ちはだかる堰堤はかなり高い(笑)。 横の鉄梯子は20段以上はあるかな。 こちらも一歩一歩着実に登っていきます。

DSC_0138-1.JPG


幾つかの堰堤を越え、最後の堰堤のガレ場を越えると、中道尾根の取付点にさしあたります。ここから暫くは急登が続きます。 気合を入れ、一歩一歩確実に登っていきましょう(笑)。

DSC_0142.JPG


左側のガレ場から竜ヶ岳の山容が見渡せます。 あともう少し!

DSC_0143.JPG


そして長い急登を登り、森林限界を突破すると… いきなりこの景観です。
これは素晴らしい! 遠く、鈴鹿の山々を見渡すことができます。

DSC_0146.JPG

DSC_0149.JPG


この高さまで登ってくると、木々は赤く染まり始めてきていますね。

DSC_0151.JPG


そして、遂に見ることができました。 「赤羊」。 竜ヶ岳の緩やかな稜線に群れを成すように点々としている赤羊。
これが見たかった! 思わず「わぉ!」っと声を上げてしまいました。

DSC_0152.JPG

DSC_0155.JPG

まだちょっと早いかなと思っていたのですが、見事な色をしています。

この "赤羊" とは、竜ヶ岳に咲くシロヤシオのことで、このシロヤシオは春になると真っ白な花を咲かせます。 それは見ていると竜ヶ岳頂上付近を覆い繁るクマササが牧場のようで、その中を群れを成した羊が放牧されているようだということから "羊" と呼ばれるようになっているのですが、このシロヤシオは、秋の紅葉の時期になると赤く染まります。それを"赤羊"と呼ぶのだそうです。

また、この竜ヶ岳の頂上までの稜線のなんと素晴らしいことか! 暫くこの場で立ちすくんでしまいました。

DSC_0156.JPG


本当に見事という他、なにも言う言葉が見つかりません。 全く素晴らしいです。
その稜線、いまから大地に踏み込み、登っていきます。

DSC_0156-0.JPG


周りの赤羊をじっくり堪能しながら、クマササの覆い繁る登山道を登っていきます。

DSC_0156-1.JPG


そして周りは360度の素晴らしいパノラマ。 ちょっと雲が出てきましたが、それが返っていい演出になっています。

DSC_0157.JPG

DSC_0158.JPG


念願の竜ヶ岳山頂へ到着。 そして恒例になりました。 三角点タッチ♪

DSC_0163.JPG

DSC_0165.JPG


登頂を記念しての山頂ポーズ(^^)v 山頂からは360度の大パノラマが展望できます。

DSC_0167.JPG


しかし風が強い(苦笑)。 ここで360度の大絶景を堪能しながらランチタイムを楽しみたかったのですが、余りに風が強く、そして寒いので、どこか風の通らないところを探してランチにしようということになりました。

とその前に、同行者の I さんから「表道の "重ね岩" をまだ見ていないので、是非観てみたい」との提案が。 当然私も未踏です。 即答で観に行くことに決定です。 ランチはそれからですね(笑)。

重ね岩へは、山頂から石榑峠方面へ表道登山道を下る途中にあります。 山頂からだと約20分くらい。
早速行ってみましょ。 表道登山道を下ります。
振り返ってみると先ほどまで佇んでいた山頂が綺麗に観えます。 本当になだらかで綺麗な山頂ですね。

DSC_0171.JPG


そして赤羊も…(笑)。

DSC_0172.JPG


このルートも途中まで両端をクマササに覆われた登山道です。

DSC_0174.JPG


と、いきなり勾配が急になってきました。 かなりの傾斜で降りていく形になります。 これ登りで使ったら、相当きついですね(笑)。 良かった中道スタートで・・・って安心している場合じゃありません(笑)。 帰りはこの道を山頂まで登り返さないといけないのですから!(爆)

DSC_0175.JPG


暫くこの傾斜を降りていくと、ありました。 重ね岩。 標高830mです。

DSC_0179.JPG


DSC_0180.JPG


しかし、この重ね岩も凄いカタチしていますね。 御在所岳のおばれ岩や地蔵岩もそうなんですが、どうやったらこのような重なり方をするのでしょう。 まさしく鈴鹿セブンマウンテンを代表する巨岩、奇岩ですね。

さ、念願の巨岩も観ることができました。 元来た道を帰りましょ。 先ほどの急勾配の坂は、今度は急登となって私たちに襲い掛かります(笑)。 ハァハァ、ゼイゼイと山頂まで帰りました。

DSC_0183.JPG


再び山頂からの稜線を堪能します。 本当に素晴らしい山です。 山頂から金山・遠足尾根方面の眺望は、赤羊が一番多く集まっている部分。 凄いです。

DSC_0184.JPG


なんか一辺にこの山が好きになりましたね。 人気があるわけですね。
さぁ、そろそろランチ休憩しないと危なくなる時間帯です。 これ以上引き摺ると、下山が遅くなってしまいます。
下山方向へ歩きながら、風の当たらない場所を探しながら歩きます。

DSC_0185.JPG


竜ヶ岳の山容を確かめるように目に焼き付けながら歩きます。

DSC_0186.JPG

DSC_0187.JPG


後ろを振り返ってみると、この景観。

DSC_0190.JPG


山の鞍部からはいなべの街並みが綺麗に見渡すことができました。

DSC_0192.JPG


漸く風の当たらないところを発見。治田峠の分岐辺り。この辺りでランチしましょう。
本日のメニューは、豚の焼き肉とホルモン焼き。そして〆はホルモン焼きながらの焼きそば。 以上、ヤキヤキ三昧です(笑)。

DSC_0193.JPG

DSC_0194.JPG


本日は全て同行者 I さんのセレクト。 御馳走になります(^^)。
食後の珈琲も格別でした。 あ~、美味しかった♪ やはり山で戴くランチ、美味しいですねぇ。

DSC_0195.JPG


途中、まさかのヤマビル襲来でプチパニックに陥りましたが、無事美味しくお昼を戴くことができました。御馳走様でした。

さて、いよいよ下山です。 下山は前述の通り、遠足尾根を使用。治田峠分岐を出発し、暫くは見通しの良い尾根歩きです。

DSC_0196.JPG


下界のいなべの町もきれいに見えています。

DSC_0197.JPG


そして鈴鹿の山々も。少々霞んできていましたが、それがまたいい感じに美しく映ります。

DSC_0199.JPG


そろそろ樹林帯に突入です。 この遠足尾根は竜ヶ岳の山頂から一番北側の尾根を進む、距離が一番長い尾根道で、色々な情報によると、「長いが、それほど技術を要しないルートで、展望も良い」云々と書かれています。…が、これはこれで、結構アップダウンが激しく、ビギナーの方にはちょっと辛いかなという、急な傾斜や、岩山などがありました。 下りではありますが、自分自身もちょっと手こずった個所が何か所かありましたもの。
先日登った知人たちのパーティはこの遠足尾根から取り付いたそうで、 「こんな急な傾斜の登攀、よくやったねぇ」と思わず感心してしまうほどでした。

DSC_0200.JPG


幾つかのガレ場、痩せ尾根、岩山、急坂を下り、漸く林道へさしあたる地点、遠足尾根登山口に戻ってまいりました。

DSC_0204.JPG

DSC_0206.JPG

DSC_0207.JPG


朝、歩いてきた林道を再び歩き、宇賀渓キャンプ場に到着です。 お疲れ様でした。

DSC_0208.JPG


今回の登山、山頂付近のあの雄大な山の稜線。それと赤羊の群れ…。 これに尽きますね。本当に楽しいやまあるきでした。 また機会があれば、是非ともまた登ってみたい山になりました。
最後にお付き合いしていただきました I さん、本当にありがとうございました。 また登りに行きましょう。

-----------------------------------------




--本日の山行データ--
場所 三重県いなべ市大安町石榑南
距離 12.3km
最大標高差 874m
平均斜度 上り:20.1% 下り:17.8%
獲得標高 上り:1104m 下り:1094m
日時 2016年10月20日 08:52:08 ~ 2016年10月20日 16:46:25
所要時間 7時間54分17秒
平均速度 1.5km/h

--本日の山行ルート--
09:10 宇賀渓キャンプ場駐車場
09:15 自由テント村
09:30 遠足尾根登山口
09:36 白滝 (二筋の滝)
09:45魚止滝
09:47金山尾根入口
10:02 燕滝
10:07 五階滝
10:14 中道分岐(No.60)
10:20 ヨコ谷出合(No.71)
11:15 中道尾根取付点
12:26 竜ヶ岳
12:58 重ね岩
13:34 竜ヶ岳
13:51 治田峠分岐
14:25 ランチタイム
14:42 金山尾根降り口
14:48 遠足尾根・裏道分岐
15:06 遠足尾根展望良好
15:14 ヤセ尾根ガレ
15:25 遠足尾根・大鉢山分岐
15:37 遠足尾根・新道(大日向)分岐
15:51 岩山展望台
16:22 遠足尾根登山口
16:39 自由テント村
16:44 宇賀渓キャンプ場駐車場

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村
にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村


登山 ブログランキングへ

ハイキング ブログランキングへ

アウトドア ブログランキングへ

にほんブログ村 自転車ブログ ランドナーへ
にほんブログ村

ランドナー ブログランキングへ




nice!(3)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 3

コメント 6

tsun

25年くらい前の夏に、一度登りました。
その素晴らしい稜線歩きも、真夏だと地獄でした。
by tsun (2016-11-02 09:54) 

jam

山肉遊び、ハマってるようですね~
匂いでスズメバチが寄ってこないようにお気をつけくださいね。
by jam (2016-11-03 13:24) 

RW

鈴鹿の山は御在所岳くらいしか登っていません。三重県の山で今でも強烈な印象に残る山旅は12年前に大杉谷(日本三大渓谷)から数々の滝や沢を遡上しその途中にある桃の木小屋に泊まって「大台ヶ原」正木ヶ原や大蛇嵓を制覇したことくらいですね~。
by RW (2016-11-03 15:20) 

ぼの

tsunさま、
夏の鈴鹿はヤバいっす(苦笑)。
しかもヤマビルが・・・Σ( ̄□ ̄|||)
by ぼの (2016-11-09 00:56) 

ぼの

jamさま、
最近大いにハマってます(笑)。
先日スズメバチが酒の匂いに誘われ、舞い込んできました(笑)
ちょっと驚きましたが・・・(笑)
by ぼの (2016-11-09 01:01) 

ぼの

RWさま、
鈴鹿の沢や滝を巡る山旅も面白いですよね。
っていうか、結構鈴鹿方面にいらっしゃってるじゃないですかぁ!(笑)
by ぼの (2016-11-09 01:03) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。