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2013.03.22 中山道を辿る 御嶽宿~鵜沼宿・後編(太田宿~鵜沼宿) [自転車散歩]

3月もあっという間に終わってしまい、もう4月です。早いものですね。
一年の1/4がもう過ぎてしまいました。
この4月は形はどうであれ、新たなスタートの月。心も新たにスタートしたいですね。

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さて、当ブログの"ポタリング日記"、本日は3月22日の中山道を辿る旅、御嶽宿から鵜沼宿の後半。太田宿からうとう峠を越え、鵜沼宿までをアップいたします。太田宿は中山道51番目の宿場。前回前編で書いた「木曽の桟、大田の渡し、碓氷峠がなくばよい」と謳われたように、木曽川を越える太田の渡しは、旅人にとって中山道の三大難所のひとつでした。
伏見宿から二里(8km)、鵜沼宿までも二里とされる太田宿は、東から上町、中町、下町と三つに分かれ、その長さは六町十四間(約680m)にも及びました。人馬継立問屋場は上町に一ヶ所、中町に二ヶ所、本陣・脇本陣が一件づつ配置され、旅籠は二十件。高札場は、下町にありました。戸数は118軒、多くの人々が農業と商業を兼ねて生活をしていたようです。

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この太田宿で最も感動した建物は、やはり"旧太田脇本陣(林家)"でしょう。国の重要文化財であるこの建物は、明和6年(1769年)に主屋が建てられ、代々林家の住居として利用されました。本陣の予備的な機能を持ち、本陣と旅籠屋の両方の性格を併用する半公的宿泊機関だったようで、江戸時代の名残を今にとどめる数少ない建物だそうです。

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太田宿脇本陣(林家) 立派なうだつが特徴の屋敷です

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脇本陣屋内

そして"本陣(福田家)"。宿駅の中でも本陣は諸大名、公家、旗本、幕府の役人などが休泊する最も重要な施設です。この本陣は福田家が代々勤めたそうです。当時の屋敷はありませんが、表門が残っていました。これは市の有形文化財になっています。この表門は、文久元年(1861年)10月に皇女和宮下向のために建てられたと伝えられています。

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本陣(福田家)表門

この二つの建物が圧倒的迫力で暫く呆然と立ちすくんで見ていました(笑)。
他にも、旧十六銀行建物跡や、旧小松屋(旅籠屋)、宿場独特の枡形になった道、うだつの屋根、屋根神様や御代桜醸造など、見処満載の太田宿でした。

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古い建物をそのままに現在も経営している鮮魚店

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旅籠屋だった旧小松屋

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小松屋建物内 現在は休憩所となっています

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旧十六銀行社屋

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太田宿の町並み

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珍しい"屋根神様"

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御代桜醸造

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さて、先を急がねばなりません。出来れば加納宿まで行きたいです。太田宿を抜け、次なる宿場、鵜沼宿へ向かいます。
国道21号線(中山道)に戻り、一路鵜沼宿へDahonくんを走らせます。ここからは木曽川を左に並行して道は続きます。途中"日本ラインロマンティック街道"と名付けられた木曽川の防波堤上を快適に走ります。木曽川を見てみると水の色がグリーンで心和みますね。

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ロマンティック街道⇒どこがロマンティックなのか少々問題ですが・・・(笑)

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ロマンティック街道を過ぎ、少し行くと道が狭く、山と崖の間を通る形になり自転車では走りにくい状況になってきます。おまけに交通量が非常に多い。
ちょっと危険な区間です。この辺からこの川沿いの急な斜面を回避する旧道があるはずなんですが・・・

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っと、ありました。閉鎖されたレストランの脇から入れるようになっていました。
周りを見るとちょっと怖いですね。急な階段を自転車を担いで降り、怪しい道路と高山線を潜るトンネルを歩きます。
「本当にここが中山道?」と思わせるほどの怪しい道でした。写真を撮らなかったのが心残りですが・・・(笑)。でもここが正真正銘の中山道(爆)。
これから、"うとう峠"を越えるための山の中へ入ります。

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ここから旧中山道の山道スタートです(笑)

山の中・・・本当に山の中です。小川が流れている所は丸太橋が架けられているし、道は自然のまんま、完全なるダート。
「これヤバいんじゃないの?」と思わず呟いてしまうほどの山道です。当然自転車を漕いで登るなんてことは不可能。押して登ります。以前、どこかの女子アナが"旧中山道"を間違えて「一日中山道(いちにちじゅうやまみち)」と読んでしまい、失笑されたというエピソードがありましたが、この道を登っていたら、まさしくこのコメントになるでしょう(笑)。

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まさかの丸太橋(笑)
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こんな山道が続きます。まさに "イチニチジュウヤマミチ"(爆)

漸く、中間点(?)の"うとう峠"です。ここで小休止。どれだけ山道を登ってきたのでしょう。結構汗だくです(笑)。
ですが、後からルートラボでルートを描いてみると、そんなに距離を歩いていないんですよね(苦笑)。やはり山道だからか・・・
うとう峠から先は、中山道お約束の石畳の道。「しまったなぁ。MTBにするんだった・・・」
などと悔やんでも、今更仕方ありません。石畳の道を自転車を押して登ります。

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うとう峠

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うとう峠を越えると、そこからは中山道名物"石畳の道"

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うとう峠一里塚

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山をどうにか登りきり、あとは下るだけと思った矢先、視界が一気に開け、歩道道路が目の前に。ありゃりゃ、後半はなんとも呆気ない。
さて、ここから下りは快適に!と自転車に跨った瞬間、ペダルが動きません。あれぇ?と思い、見てみるとなんと石畳の衝撃でチェーンが前後ろ両方外れているんです(笑)。
急いで修復。ギアにチェーンを掛けなおし、リスタート。でも、パンクしなくて良かったです。坂道を下るともう鵜沼の街。鵜沼宿までもう一息です。

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日本ラインうぬまの森石碑 やっと山を抜けることができました

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鵜沼宿道標

鵜沼宿は中山道52番目の宿場。古代から交通・経済の要衝として栄えた土地で、東山道の駅があったところでもあります。室町時代には応仁の乱を避けた、五山派の文人達が移り住んだともいわれています。
宿場としては長さ七町半(約820m)、大安寺川を境に東町と西町に分れていて、本陣が一軒、脇本陣一軒、旅籠25軒の宿場でした。次の加納宿まで中山道で2番目に長く、荒涼な各務原を越え、新加納を経て四里七町(約17km)もあるそうです。
宿場は明治24年の濃尾大地震でほとんど倒壊してしまって、昔の面影はほとんど残っていないそうです。非常に綺麗に整備された宿場町で、あまりにも綺麗すぎて感動が薄れてしまいました。

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見処は中山道鵜沼宿町屋館旧大垣城鉄門と最近になって新築した鵜沼宿脇本陣
中山道鵜沼宿町屋館は、中山道鵜沼宿の町並みのほぼ中央に位置し、武藤家が江戸時代「絹屋」という屋号で経営していた旅籠屋、後に郵便局業務を経営していた館です。
平成18年、各務原市が武藤家から建物の寄附を受け、修復工事を経て平成20年5月より中山道鵜沼宿町屋館として公開されています。

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中山道鵜沼宿町屋館 旧武藤住宅「絹屋」

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旧大垣城鉄門 市指定重要文化財

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菊川醸造

そして鵜沼宿脇本陣。これは、宿場町の歴史を残すため、鵜沼宿家並絵図に基づき、脇本陣坂井家を各務原市が復元したものだそうで、平成22年から公開されています。
脇本陣は、宿駅制度が廃止された明治時代以降もその姿をとどめていましたが、明治24年(1891年)の濃尾震災で倒壊したと伝えられています。内部を観覧できるのですが、
新しすぎて、古き良き・・・という感覚にはなりませんでしたね。ちょっと残念です。

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鵜沼宿脇本陣

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鵜沼宿本陣跡標識

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宿場を旧旅籠屋が連なります。現在は個人宅となっています。

さて、鵜沼宿を後にし、残すは加納宿と言いたいところですが、ここから15km以上離れ、しかも時間も4時を回ってしまったので、タイムオーバーです。
残念ながら加納宿は次回にお預けということで、一路家路に向かいます。

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木曽川を挟んで遠くに犬山城が見えます。

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JR鵜沼駅に到着。Dahonくんを輪行袋に入れ、帰宅準備です。

帰りはJR鵜沼駅から高山線に乗り、美濃太田を経て多治見、そして土岐市へ輪行で帰ります。
今回の中山道を辿るポタリング。距離的には短かったですが、山あり谷あり、川ありの有意義な(?)ポタでございました(笑)。
次回は鵜沼から加納宿へ。そして河渡宿、美江寺宿と廻り、赤坂宿まで行ってみようと思います。



本日の走行データ(後編)
距離 13.3km(上り:1.2km / 下り:3.9km)
最大標高差 116m
平均斜度 上り:9.4% 下り:3.4%
獲得標高 上り:113m 下り:129m

ルートデータ(後編)
太田宿~旧中仙道うとう峠
うとう峠~日本ラインうぬまの森
うぬまの森~鵜沼宿
鵜沼宿~JR鵜沼駅

鵜沼駅~美濃太田駅(JR高山線)
美濃太田~多治見(JR太多線)
多治見~土岐市(JR中央線)=輪行

--関連サイトLINK--
中山道太田宿 ⇒
中山道鵜沼宿 ⇒(各務原市HP)
うとう峠~鵜沼宿 ⇒

トータルデータ


ルートデータ(トータル)
JR土岐市~多治見(JR中央線)
多治見~可児(JR太多線)
新可児~御嵩(名鉄広見線)=輪行
--中山道--
御嶽宿~鬼の首塚
鬼の首塚~伏見宿
伏見宿~女郎塚
女郎塚~今渡の渡し
今渡の渡し~太田宿
太田宿~旧中仙道うとう峠
うとう峠~日本ラインうぬまの森
うぬまの森~鵜沼宿
鵜沼宿~JR鵜沼駅
鵜沼駅~美濃太田駅(JR高山線)
美濃太田~多治見(JR太多線)
多治見~土岐市(JR中央線)=輪行

走行データ(トータル)
距離 30.2km(上り:4.2km / 下り:9km)
最大標高差 110m
平均斜度 上り:4.2% 下り:2.7%
獲得標高 上り:178m 下り:245m


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ぷりん

古い街並みにミニベロがよく似合ってますねぇ~。
これぞポタリングって感じ。
思わずミニベロが欲しくなっちゃうけど、自分が乗っている姿を想像すると・・・やっぱり遠慮しておきます。(笑)
by ぷりん (2013-04-01 23:29) 

ぼの

ぷりんさま、
こういったところに行くのに、
特に輪行が主のポタリングには
ミニベロは最適ですよ。
小回り利くし、簡単に折り畳めるので、
時間も掛からない。
身近なポタリングに是非ミニベロ試してみてください(笑)。

by ぼの (2013-04-02 01:31) 

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